いまここに


いまここに ただ静かに
この いのちを ゆだねて

あめつちの いつくしみを
とめどなく そそごう

ときをこえて はるかな旅
胸の奥に きざんだ

かなしみも くるしみをも
永遠のうみに 流して

うたう声は あまねく宇宙を
満たす いのちの響きになる

いまここに すべては目覚めぬ
解き放たれしは 愛のひかり




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■曲目紹介

その時、わたしのこころには、抱えきれない悲しみが横たわり、ふと立ち止まると涙がこぼれ落ちてしまうような、そんな日々を過ごしていました。

ある日、大きな滝の近くを訪れたとき、私は緑深い渓谷に流れる川の豊かな水音に惹かれるまま川原へと降りてゆきました。急な流れに削られて丸くなった小石が白く積もった川原に腰を下ろして、静かに目を閉じます。

ただ静かに、響き渡る川の水音に包まれていると、時を越えて息づくこの地球の生命の息吹が、滝のように滔滔と私の中に流れ込んでいるのを感じはじめました。

私は、ただ筒のようにわが身を委ねて、湧きでるままに声を響かせてゆきました。

ただひたすら静かに響きになって、「生命」という愛がとめどなく注がれる幸せに打たれていると、私は、いつしか清々しい氣に満たされ、ふと気づくと、こころを覆っていた悲しみは跡形もなく溶けて消え去っていました。

その時私は、自らのいのちが愛の光そのものであることを深く感じたのでした。

アルバムでは、えま&慧奏の慧奏さんに素敵なピアノ演奏をして頂き歌いました。
コンサートでは、間奏のところで、あの時と同じように、溢れるままに声を響かせてゆく、‘筒のような私’を聴いていただいています。

《演奏楽器》 ピアノ