祝福


いとしいあなたは 私のなかに
そっと 静かに舞いおりた

小さないのちは 愛のたね
はるか 宇宙のたからもの

ゆく日くる日に 待ちわびて
あなたは ここに生まれてきた

胸にあふれる歓びよ
祈る しあわせ 届くように

尽きせぬ恵みは ひかりになって
みんなの心を 照らすでしょう

みんなの心を 照らすでしょう





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■曲目紹介

この曲は、友人であるピアニストの今井てつさんと、圭子夫人のもとに生まれてきた光ちゃんの誕生に立ち合わせていただいた出来事が運んでくれた恵みです。

人はこの世に生まれてくる時、立ち合える人を選んでくるという話しを聞いたことがあるのですが、彼女はお母さんのおなかに宿るとき、そして生まれてくるその瞬間に、私が居合わせることを許してくれたのです。

予定日というのはあるのですが、初めてのお産でもあって、ご本人たちですら予想していなかったその日、わたしはたまたま、彼らの住む九州の福岡に立ち寄っていました。

本来なら長崎に直行する予定だったのに、気まぐれに市内で一休みしていると、てつさんから、「陣痛が始まった」と連絡が入りました。
私はこころのなかで、「待っていてくれたんだ。」と確信して、急いで彼らの住む町に飛んでゆきました。

助産婦でもあった彼女は、希望通り自宅出産を敢行。
陣痛は徐々に強まっていましたが、初産である彼女はここからが長いかも、と応援に駆けつけていた仲間の助産婦さんも休憩を取るため退室していきました。
静かな部屋、さざ波のように押し寄せる陣痛に合わせて、夫のてつさんはピアノを奏で、私は歌いながら彼女をサポートします。

痛みを恐れず、波に委ねて声をだすことで彼女は深くリラックスし、お産は予想外に順調に進みはじめました。
わたしにはその後予定があって、彼らのところに滞在できるのはほんの2時間ほど。果たして生まれてくる赤ちゃんに会えるかしら・・・と心配していると、おなかの赤ちゃんが私にテレパシーで「だいじょうぶ!いま生まれていくよ。」と伝えてくれたのです!

ホントかしら?と疑う間もなく、俄かに陣痛が強くなって来て、徐々に赤ちゃんの頭が見え始めました。私は、ほとんどお産婆さんのような状態です。

でも、とても落ち着いていて目には見えない大きな力に支えられながら何をすべきかはっきりとわかっていました。(後から本当の助産婦さんが、私のことを助産婦に間違えていたのが判って大笑い)そして、いよいよ生れ落ちる直前に、休憩していた助産婦さんが戻ってきて、万全の態勢でそのときを迎えることができました。

みんなで赤ちゃんを取り上げ、圭子さんの胸に。
お母さんになった彼女と赤ちゃんを、神聖で、暖かな愛が包んでいました。

その時わたしは、新しい命は、この世に生きている私達全てに齎される祝福なんだ、と感じたのです。私とてつさんは、産まれてきた赤ちゃんに、こころからの歓迎と愛をこめて、私の「故郷」の歌をプレゼントしました。

後日、てつさんのピアノの音を聴いていた時、一息にこの歌はうまれてきました。

歌の最後にある「尽きせぬ恵は光になって みんなのこころを照らすでしょう」という部分は、赤ちゃんがおなかの中にいる間、宿った時に、ご縁があって居合わせた私の名前をとって「恵ちゃん」と呼びながら過ごしていた赤ちゃんの名前が、不思議な出来事に指し示されて「光ちゃん」になったことに感動して付け加えたものです。

この歌は、子守唄のように、弾き語りの曲にしました。
光ちゃんも、お母さんのこの歌を聴きながら健やかに育ってくれています。
 
《演奏楽器》 キーボード、etc.